充実した鉄道網に商業施設、豊かな自然が共存している千葉県には、人気の住宅地が数多く存在しています。都内のオフィス街まで乗り換えなしでアクセスできるエリアも多いことから、都心へ通勤する方にとっても住みやすい環境といえるでしょう。
今回は、「住む場所」としての千葉県の魅力を5つピックアップして、住み心地などを深掘りしていきます。
Contents
1.千葉県の特徴

千葉県は東京を中心とした一都三県の一つです。県域の大部分が房総半島に広がり、三方が海で囲まれているため、夏は涼しく冬は暖かい海洋性の気候を持つのが特徴です。
面積は5,156.48㎢(全国第28位)であり、東京都と神奈川県を合わせた面積を上回ります。エリアの区分にはさまざまな考え方が存在しますが、主に以下の6つに分類されます。
| エリア | 特徴 | 代表的な自治体 |
|---|---|---|
| ベイエリア |
|
千葉市・浦安市・市川市・船橋市 |
| かずさ・臨海エリア |
|
木更津市・袖ヶ浦市 |
| 東葛エリア |
|
柏市・流山市・松戸市 |
| 北総エリア |
|
成田市・香取市・銚子市 |
| 九十九里エリア |
|
九十九里町・東金市・山武市 |
| 南房総エリア |
|
勝浦市・鴨川市・館山市 |
東京に近い千葉県北西部は住宅地として、自然豊かな千葉県東部や南部は観光・リゾート地として高い人気を集めています。国際的な施設やテーマパークを持つベイエリアをはじめ、東部や南部にも県外から足を運ぶ人が多いのが特徴です。
1-1.通勤者の1/5以上が都内に在勤
東京都に隣接する県であり、特に距離が近い東葛エリアやベイエリアは都心まで優れた交通利便性を持っています。電車でも車でも都心までアクセスしやすいことから、都心へ通勤する方が多く住んでいるのも特徴です。
2020年の調査によれば、千葉県から東京への通勤通学者は68万8,878人となっており、これは千葉県の通勤通学者全体の22%にあたる数字です。
※出典:千葉県「指標で知る千葉県2023(東京都への通勤通学者比率)」
1-2.西側エリアを中心に人口が増加
千葉県の人口総数は、2025年8月1日時点で627万8,102人となっています。国内の全体的な人口減にともない、千葉県全体の人口も、微増あるいは減少が続いている状況です。
ただし、西側エリアは人口流入が進んでおり、流山市や印西市、八千代市、柏市などは全国でも高い増加率を誇ります。これらのエリアは、交通利便性が高いだけでなく、商業施設が充実している点や、子育て支援が手厚い点なども大きな特徴です。
そのため、特に都心で働く子育て世帯にとって、住みやすい環境が整えられているといえるでしょう。
2.千葉に住むメリット

ここからは、千葉県に住むメリットを5つのポイントに分けて見ていきましょう。
2-1.交通利便性に優れる
居住環境を考えるうえで、公共交通機関の充実度は特に重要なポイントとなります。千葉県は全体的に鉄道網が充実しており、都心へアクセスできる路線が多いのが大きな魅力です。
代表的なものだけでも、JR総武線、JR京葉線、JR常磐線、京成電鉄の各線、北総線、つくばエクスプレス、東京メトロ東西線・都営新宿線といった利便性の高い路線が数多く挙げられます。その多くは、乗り換えなしで都心のオフィス街までアクセスできるため、通勤・通学がしやすいのが特徴です。
また、千葉県には都心へ乗り入れる路線の始発駅が多いのもポイントです。少し都心までの距離がある場合でも、始発駅であれば座ったまま移動できるので、体への負担やストレスを抑えることもできるでしょう。
そして、千葉県のもう一つの特徴は、空路の利便性にも優れている点にあります。県内には成田国際空港があるほか、臨海エリアから羽田空港までも比較的近いため、国内外への移動が便利です。
2-2.都内に比べて住宅価格が安い
千葉県は東京都心に比べて、住宅価格が安いのも大きな魅力です。「令和6年都道府県地価調査」では、東京都の住宅地の価格指数を100とした際の、他の道府県の平均価格指数がデータと示されています。
それによれば、千葉県は20.7となっており、東京都内と比べると大幅に価格が下がることが明らかにされています。同じ首都圏の埼玉県は28.5、神奈川県は45.8であり、総合的に見れば、一都三県のなかで千葉県がもっとも安いといえるでしょう。
もちろん、同じ県内でもエリアごとに価格差はありますが、利便性と住宅価格の手ごろさを兼ね備えた立地が多いのは、千葉県の大きな特徴といえます。
また、「令和6年度建築着工統計」では、一住宅当たりの延べ床面積の平均値が、都道府県ごとに示されています。それによれば、東京都の平均延べ床面積は64.02㎡です。一方、千葉県は88.02㎡であり、東京と比べるとゆとりのある住宅を実現しやすいのもメリットです。
※出典:国土交通省「令和6年都道府県地価調査 住宅地の都道府県別価格指数」
※出典:国土交通省「令和6年度住宅経済関連データ 一住宅当たり延べ床面積の都道府県比較」
2-3.子育て支援の手厚い自治体が多い
千葉県には子育て支援に力を入れている自治体が多く、子育てしやすい環境が整備されています。流山市や印西市は、全国的にも子育て支援の手厚さが知られる代表例であり、実際に子育て世帯を中心とした人口流入が目立っています。
また、鉄道沿線の区画整理や再開発も進んでおり、駅を中心に住みやすいエリアが拡充されているのも大きな特徴です。つくばエクスプレスの柏の葉キャンパス駅や流山おおたかの森駅は、大規模な商業施設が開業して利便性が大きく向上し、多くのファミリー世帯が流入しています。
こうしたエリアでは、若い子育て世帯の流入で治安も安定し、ますます住みやすさが向上するといった好循環が生じているといえるでしょう。
2-4.地元の新鮮な食材が手に入る
千葉県は全国有数の農業県でもあり、農業産出額は全国トップクラスを誇ります。落花生や梨、大根などは全国第一位の品目となっているほか、近郊農業によってニンジンやサツマイモ、キャベツなどの栽培も盛んです。
利便性の高い都会にいながら、地元の新鮮な野菜が手に入るのは、千葉県に住む大きな魅力となっています。また、千葉は海に囲まれていることから、漁業や水産加工業も盛んです。
多種多様な魚介類が、新鮮な状態かつ比較的に安価で手に入るのもメリットです。
2-5.観光地やお出かけスポットが充実
千葉県には県外からも観光客が訪れる観光スポットや施設が豊富にあります。テーマパークや水族館、牧場などはファミリー世帯にも人気のお出かけスポットであり、自宅から日帰りで気軽に足を運べるのはうれしいポイントといえるでしょう。
また、北総エリアや南房総エリアには豊かな自然が広がっており、レジャーや森林浴などを思う存分に楽しめます。さらに、海沿いはサーフィンに適した海岸があり、マリンスポーツを楽しみたい方に人気です。
日帰り圏内にさまざまな種類の施設やアクティビティが存在しているため、子どもがいるファミリー世帯にとっては、思い出をつくりやすい理想的な環境といえます。
3.千葉県に住むデメリット

千葉県への移住を考えるうえでは、いくつか意識しておきたい注意点もあります。ここでは、代表的な3つのデメリットをご紹介します。
3-1.電車が混雑しやすい
先にも述べたように、千葉県では都心へ通勤・通学する方も多いため、どうしても電車が混雑しやすい面があります。人口が多い人気エリアは千葉県西側(東京側)に位置しているため、終点を迎えるまでには比較的に空き始めますが、エリアによっては自宅駅まで混雑が続く可能性もあります。
実際のところ、鉄道輸送の状況は千葉県でも調査されており、ラッシュ時にはほとんどの路線が混雑率150%を超えるのが現状です。都心に近づくエリアでは、混雑率が200%(体が触れ合い、相当圧迫感がある。ドア付近の人は身動きがとれない)近くにまで上昇することもあるため、体への負担は大きくなってしまうでしょう。
3-2.交通渋滞に巻き込まれやすい
住むエリアにもよりますが、千葉県にはマイカーが必要な地域が多く、幹線道路では交通渋滞が発生しやすい傾向にあります。駐車場の充実したショッピングモールが多い一方、付近はどうしても混雑しやすいため、時間帯によっては不便に感じられてしまうこともあるでしょう。
特にベイエリアは東西を結ぶルートが限られており、さまざまな商業施設が立ち並んでいることから、渋滞が悪化しやすい面があります。国土交通省関東地方整備局の調査によると、千葉県内には主要な渋滞箇所が279カ所存在していますが、そのほとんどがベイエリアや東葛エリアに集中しています。
これらの地域は、人口が流入しているエリアと重なっていることもあり、渋滞の解消にはさまざまな課題が残されているといえるでしょう。
※出典:国土交通省関東地方整備局「千葉県 地域の主要渋滞箇所(一般道)」
3-3.エリアによっては災害リスクがある
千葉県は多様な地形を持っているため、エリアによっては災害リスクを考慮しなければならないケースもあるでしょう。千葉県ではさまざまな災害を想定し、地域別リスクを踏まえたシナリオが作成されています。
それによれば、例えば海に近い外房や東側沿岸部では、房総半島東方沖を震源とする地震が発生した場合、津波の被害を受けるリスクが指摘されています。過去には、東日本大震災においても津波が生じており、人命が失われる被害につながりました。
沿岸部に住む場合には、当然ながら津波被害を想定した立地選びや備えが必要です。一方、内陸部では山間部を中心に、地盤の崩壊リスクがあるエリアもあります。道路の被害によって集落が孤立する可能性も考えられており、地震の発生を想定した土地選びが欠かせません。
また、人口が多い東葛地域や沿岸、北総・成田にも、地盤が柔らかいエリアがいくつかあり、液状化や宅地盛土被害のリスクが想定されています。こうした地理的なリスクを踏まえ、千葉県では災害に強い「防災県」の確立に向け、さまざまな取り組みが行われています。
千葉県への移住をお考えの際は、県や市町村の災害対策やハザードマップも把握しながら、住みたいエリアを考えてみることも大切です。
4.千葉県は住みたいと思える魅力が盛りだくさん!

今回ご紹介したように、千葉県は「都心に近い」「住むのに便利」「子育てがしやすい」「自然豊か」といった多彩な魅力を持っています。日中は都心で働く方でも、帰宅後や週末は地元の自然に触れながら家族でゆったりと過ごすといった、ワークライフバランスの向上を実現しやすい立地です。
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